【座席交換の方針.3】PAINT IT BLUE! 座席は青系の色に

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1口5000円、2018年12月30日まで。もうすぐ終了!
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座席の色を決めるにあたり気付いたのは、色の好みって本当にそれぞれ違うものだということです。こういう場合、多数決とか人気があったものではなく、私(支配人井上)の責任で決めるべきだと考えました。

新しい座席は青系の色にします。出来ることなら淡い穏やかな青にしたいのですが、これは汚れやすさなども鑑み決めるつもりです。

このあたりの色から選ぶことになるでしょう。

同系色の座席画像が手元になく白黒画像に色加工してみました。前方の座席のイメージです。恐らくもっと濃い青です。

後方段差部分の座席。やはり色が分かりにくくてごめんなさい。

青い座席色にした理由を記します。

私は大学卒業し赴任地として新潟にやってきた者です。最初の年は仕事も土地柄も全然わからないまま冬になり、生まれ育った西東京とは異なる雲だらけの新潟の冬空に驚いたものでした。当時の私にとって新潟の冬とは、雪の多さよりも冬の曇り空そして風の冷たさの印象が強かったのです。それでも3月になると風はだんだん穏やかになり、淡い青空の日が増えてきます。そんな時、新潟に春が近づいていると私は身体全体で感じました。青は私にとって、新しい春の到来を印象づける嬉しい色です。

また壁一面の書籍や木目調の床など、シネ・ウインドはどちらかというと軽快さよりも重厚などっしりとした印象を受けるのではないでしょうか。そういう印象を好んでいらっしゃる方からのご支援はとても嬉しいことです。でも、劇場の扉を開けると「おっ」と思うような、少しイメージが変わる色調の座席にしたいという思いもあります。それに床の色が木目調=茶色で座席が青ならば、多くの水と土で作られた街・新潟の映画館として不思議ではないでしょう。

新潟に暮らす人の多くが冬に続く春の訪れを待ち望んでいると思います。その思いや、シネ・ウインドのイメージへのアクセント。水と土の街としての矜持。新しい座席にはそんな意思を込めるつもりです。シネ・ウインドの新しい座席で見る映画が、お客様にとって希望や喜びや刺激に満ちた作品になることを期待します。

シネ・ウインド支配人 井上経久

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