座席数の変更について

シネ・ウインド快適化募金の大きな目玉の一つが「座席変更」です。現在の仕様からより座り心地の良い、そして映画鑑賞がより快適になるよう検討を進めています。ザックリいうと、少し大きめのイスに変え後部の座席を撤去し最前列をスクリーン方向に移動する仕様を考えています。

座席そのものが大きめになるので自然に座席数は減るはずです。現在の86席から60席程度になる予定と告知したところ、「大丈夫か」とのご心配の声がありました。恐らく混雑時のことを心配されているのだと思います。ありがたいことです。

現在のシネ・ウインド内部です。いつもご来館ありがとうございます。

現在の座席数でいうと、年間を通して考えた時に実は満員になることは多くはありません。ギッシリ入っていて「うわ、いっぱいだ」と見えても結構空席はあったりします。知らない方と隣同士になることは避ける傾向もあり、満員に見えても座席占有率は意外に低いことが多いです。

それでもたくさんの人の中で映画を見ることは、それだけで「映画を見た」という満足感が増すことも分かります。今回の座席変更ではこのような現状と思いを踏まえ、現在よりも座席数は減らしつつも多くの観客と見ている感覚は大切にする。それでいて従来よりもゆったりとした環境で映画を楽しめることを意識しています。例えば隣にだれかが座っても、今よりは気にならないように、という具合に。その結果、座席数60席程度がいわば必要かつ十分な座席数ではと考えるに至りました。

また私たちのような映画館では、60席という席数は決して少ない数ではありません。首都圏や新潟より商業規模が大きい都市圏でも50席未満の映画館・スクリーンは存在し、また新たに作られてもいます。上映作品数の増加と映画の多様化も、このような規模のスクリーンが増える一因かもしれません。

もちろんたくさんのお客様が来館されるのはこの上なく幸せです。もし定員以上のお客様がいらっしゃった場合には、そこは撤去予定の後部座席列のスペースで補助席または立ち見で映画をお楽しみいただけるようにします。言ってみれば、「ゆっくりお気に入りの場所で映画を見たいときは、早目のご来館をおススメします」ということでもあります。

別途ご案内しますが、快適化募金の状況報告とこのような要望や不安や疑問について説明する機会を設けます。

  • 日時:2018年11月3日、10日、17日の各土曜日、13:00~13:30
  • 場所:シネ・ウインド内フリースペース
  • 先着10名、参加希望者はシネ・ウインドに電話ください(025-243-5530)

戻って座席数の減少に伴うご心配について、このようなご意見や疑問は大歓迎です。私も誠実に応えるつもりです。引き続きよろしくお願いいたします。

シネ・ウインド支配人 井上経久

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